迫力の溶岩ドームを求めて活火山の【樽前山】へ!!北海道百名山

札幌近郊の山で登山者に大人気の「樽前山」。

急登や足場の悪い道も少なく、気軽に登れることと、
7合目駐車場から東山山頂まで約1時間と短時間で山頂を楽しめることが人気のポイント。

それでいて支笏湖とその周りを囲む山々が織りなす絶景。
ここはもう登るしかありません。

この日は天候にも恵まれて、最高の景色を味わえました。

登山日:2020年6月20日

土日ともなると駐車場に入れないほど人気の山「樽前山」。

私は5:50頃に到着しましたが、それでも7合目駐車場の空きは数台でした。

確実に停めたいのなら、6時頃がリミットでしょう。

もし車を停めることができなければ、5合目駐車場に停めることになります。
7合目駐車場に停めたければ、早めの到着が必要です。

7合目駐車場には山としては珍しくトイレがあります。
水洗ではありませんが、これはとても嬉しいですね。

ヒュッテもありますが、普段は使う事はできません。

登山開始

登山口~見晴台

登山ルートは2つありますが、
主線であり東山山頂も近いルートから登りました。

登山届に記入したら登山開始です。

まずは細くて見通しの効かない道が続き、足場は若干悪いです。

それでも危ないわけではないので、通常の注意を払っていれば問題ありません。
4〜5歳程のお子さん連れの方もよく見かけます。

まずは10分ほど進むと見晴台があります。

   

たった10分歩くだけでこの絶景を堪能できるなんて
なんて贅沢なお山なんでしょう。

森林限界~分岐点(西山・東山)

さらに15分ほど進むと森林限界を迎えます。
するとこの景色!

周りの木々がなくなり、地平線まで見渡せます。
見晴台より標高が上がったので、だいぶ見渡せるようになりましたね。

ふと近くや足元を見るとキレイな花も咲いています。

他にもたくさんの種類の花が咲いていましたね。

序盤は階段が多いです。
少しがんばりましょう。

でも振り返るといつも絶景!

標高を上げていくポイントなので
数分進んで振り返るだけでも、結構景色が変わります。
チョコチョコと振り返りましょう。

もちろん、左右の景色も楽しめます。


進行方向右側に風不死岳。


左側には樹林帯と苫小牧から太平洋まで一望。

さぁ、ドンドン進みますよ~。


天気も良くて最高の登山日和です。

この景色になってきたら、溶岩ドームはもうすぐです。

足場はザレているので、滑らないように気を付けましょう。

7合目駐車場から約45分進むと分岐点に着きます。

ここまでくると主峰であり主目的でもあるアレが現れます。

そう、溶岩ドーム!!

目の当たりにするとすごい迫力です。

活火山なので噴煙が上がっています。
火山ガスが出ており、危険なので近付くのは禁止です。
ドームに向かう登山道も見えますが、現在は行ってはいけません。

この分岐を右に行けば、現在行くことができる範囲の最高峰東山です。

今回は次鋒である西山からまわります。
お楽しみは最後に取っておきましょう。

では分岐を左へ。

ここから先は溶岩ドームを中心に周回できるようになっています。

現在はこのマップの右側の分岐点にいます。
反時計回りで楽しんでいこうと思います。

では、進行~。

西山へ

溶岩ドームを右手に見ながら正面の西山を目指します。

ここから先は超爆風です!

時折よろめくほどの強風に襲われます。
気を引き締めて進みましょう。

少し歩くと草花を楽しめるようにもなります。

遠くの景色もキレイですが、足元にも楽しみはありますね。

風は強いですが、のんびりと景色を楽しみながら歩いていきます。

登山開始から1時間15分程進んだ頃、
途中に樽前山神社奥宮があります。

安全を祈り、ここで小休憩。

ここからの溶岩ドームがカッコいいんです!

形も良いし、噴煙も良く見えます。

この迫力!

樽前山は火星みたいと言われるのがよくわかりますね。

では、溶岩ドームを存分に楽しんだら左に見える西山を目指しましょう。

だいぶ近づいてきましたね。

途中、少し足場の悪いところを通ります。

多少崖っぽいので滑らないように気を付けましょう。

ここを超えたら西山の登りに差し掛かります。

1つ目のピークにワクワク…。

風で髪の毛が全て逆立っておりますw。

多少勾配があります。

がんばりましょう。

登山開始から1時間40分程。
分岐点に着きます。

ここを左に行くと西山、右に行くと東山を通りスタート地点のヒュッテへ。
まずは西山を目指します。

1つ目のピーク西山は目の前です。

道のりはまっすぐ。
さぁ、がんばって登りましょう。

ソーラーパネルが目立ちます。

はい、1つ目のゴール!

標高994mです。

ここからの景色が良いんですよ~。


風不死岳と支笏湖。


そして溶岩ドーム。
見る角度で形がだいぶ変わるので面白いですね。

海側は少しガスっていて見通しが悪かったです。

東山へ

では西山を後にして、東山へ向かいましょう。

まずは先ほどの分岐まで下りましょう。


今度はここを「ヒュッテ3.7K」方面へ。

ザレ場を下っていくので、足元に注意しましょう。

前方に北山、風不死岳を望みながらの下り。
たまらない景色ですね。

この辺りは登山というよりは高原散歩。

しばらく平坦な道が続くので、のんびりと自然を味わいながら歩きましょう。

しばらく歩くとまた火星っぽい雰囲気になります。

また足場が悪く、崖もあるので気を付けて歩きましょう。

火星地帯を超えると、気持ちの良い稜線歩きが待っております。

最高ですね~。
キレイな稜線だ。


う~ん、この岩はなんだろう?

山頂が近づくにつれて、登山者の方が増えてきます。

この辺りに来るとすれ違う方も多くなります。

さぁ、東山山頂が見えてまいりました。

常に10人程の方々が景色を楽しんでおりました。

東山 山頂

そしてついに…、

登山開始から2時間57分、樽前山 東山山頂に到着です!
標高は1,022m。

やっぱり高いところからの景色は格別ですね~。
この日は晴天にも恵まれて、壮大な景色を楽しむことができました。


やっぱり迫力満点の溶岩ドーム。
どの角度から見てもカッコいいです。

昼食は山頂で豚角煮丼!

お外効果もあり、めっちゃウマかった~。

お腹が満たされたところで下山です。

下山

少しガスってきましたがここだけでした。

帰りは滑りやすいので十分に気を付けて進みましょう。

さぁ、間もなくゴールです。

はい、無事に駐車場まで戻ってきました。

まとめ

7合目駐車場まで行けば、1時間ほどで絶景を楽しめる樽前山。

極端な急登や危険個所もあまりないので、気軽に登ることができますね。

それゆえ道央圏の山の中では絶大の人気を誇ります。

できるだけ早い時間帯に来るのが良いでしょう。

今回は行きませんでしたが、北山(932峰)にもぜひ寄りたいですね。

では、また~。

タイトルとURLをコピーしました