春の楽しみの1つに山菜がありますよね。
春の訪れと共に芽を出す山菜たち。
たくさんの種類がある山菜ですが、山菜の王様と言われているのが「タラの芽」。
タラの芽は山菜の中でも苦味が程よく、もっちりとした食感。
とてもおいしくて香りも良いので山菜の王様と言われているのでしょうね。
そんなタラの芽を採ってきたので、特徴や注意点を自分の知る限りですがまとめたので是非ご覧下さい。
タラの芽ってどんな見た目?
タラの芽は下の写真のようなタラの木の新芽です。
新芽の内はコロンとしていますね。
タラの木を見つけよう
では実際にタラの木を探しましょう。
タラの木は特徴的なので、比較的見つけやすいです。
大きな特徴は2つですね。
・枝がなく、細長く1本で伸びている
とてもシンプルですね。
トゲは下の写真のように、とても鋭くて硬いです。
このトゲが痛いんだ…。
背丈は4~5メートル以上のものもあります。
日当たりの良いところを好むので、林・森の周りや斜面に生えていることが多いです。
ピョロ〜っと伸びているので、比較的見つけやすいですね。
タラの芽の食べごろ
この日は2019年5月11日。この日でちょうど食べ頃前後でした。
5月5日で新芽がつぼみ、もしくは少し開いている状態だったので、
今年は5月8日ぐらいが採取スタートだったと思われます。
(北海道の道央での条件です。南に行けばもっと早いでしょう)
(4月14日)
(4月20日)
(5月5日)
(5月11日)
タラの芽の採り方
上の写真にもある通り、トゲが鋭いです。
素手での作業はやめた方が良いでしょう。
自分は軍手で行っておりますが、革手など厚手で丈夫な手袋をお勧めします。
実際に取る際はタラの芽の根元を持って横に倒すと、ポキっと折れます。
あまり新芽が育ってしまうとおいしくなくなってしまうので、
育ってもこのぐらいまでがおいしく頂けると思います。
採る際の注意点(重要!!)
必ず守らないといけないことは…、
脇芽・側芽とは、新芽の根元や幹の途中に生えている芽です。
(上の芽から1番芽、2番芽…とも呼びます)
先端の芽を採ってもこの脇芽や側芽が伸びていき、木は成長していきます。
すべての芽を採られ、立ち枯れしているタラの木をよく見かけます。
次のシーズンもおいしくいただけるよう、採るのは先端の1番芽だけにするのが良いでしょう。
(最低でも1つは芽を残す)
また、採る前に脇芽・側芽が出ているのを確認しましょう。
若い木の場合、芽が先端の新芽のみの場合があります。
唯一の新芽を採ってしまったら、その木は若くして枯れてしまいます。
タラの芽のおいしい食べ方
これはもう天ぷらでしょう。
サクサクとした衣の中に、濃厚なタラの芽のうま味。
食べだしたらもう止まりません。
タランボの芽?
「タラ」のことを「タランボ」という方もいます。
なので、タランボの芽とも呼びますね。